日時:令和4年8月22日 午後1時~午後3時
場所:保健福祉センター 福祉団体室
開催された座談会について、各担当グループ別に座談会での内容を報告しました。 報告資料を見る
Aグループ:
子どもの話が中心、教育の話がメインだった。芦屋市のインクルーシブ教育について意見が出された。
教育委員会との連携やインクルーシブ教育の在り方が妥当なのか?などの話が出ていた。
先生方の間で「インクルーシブ教育」が共有されているか?など
Bグループ:
学校との問題が多かった。18歳以降の暮らしぶりの見通しが見えにくい。親の負担の問題、一旦親がケアのため職場を離れてしまうと職場復帰が困難、転職を余儀なくされる。学校から成人にスライドできればいいのに。など
Cグループ:
B型当事者、相談員、家族が参加。当事者からは上司との人間関係に悩んでいる話などが語られた。
従来の福祉サービスで対応できないケースへの対応をどうするか。など
Dグループ:
児童へのサポートが不十分。先生のマンパワーが足りない。一人一人の違いに応じた対応が必要なのにできていない。第三者の専門家のフォローがあればいいのにといった要望があった。親同士の情報交換が不足している。親の勉強会があればいいのに。など。
各回の座談会の後に行われた担当の「振り返り」の取りまとめ資料には、座談会で出た「困りごと」や「要望・ニーズ」がまとめられている。その困りごと、ニーズを見てたたき台を検討することとなった。
インクルーシブについて。あり方の理想形は?
「フルインクルーシブ」と「個人の状況に応じた教育・支援」と言うのもある。「状況に応じた教育・支援」を取り入れることは検討できないか。
←先生・学校だけに求めるのではなく、福祉関係者との協働が必須になるのでは。
ライフステージの切り替えの時に支援者会議が開催されていればいいのに。
ショートステイの事業所が芦屋には少ない。
小中学校では地域の学校に行くことが前提。地域の学校で不登校になっている時の支援や選択肢を広げられないか。
この場に教育関係者がいない。
支援者会議があることを知らなかった。芦屋は計画相談員がいる。他市では事業所のサビ管が会議の調整をしている。相談員が開催しなければならないわけではない。
不登校の児童のつながる場所が不足している。早い段階でつながることができれば違う。
福祉サービスが不足している。居場所がない。親が働き方を変えざるを得ない。地域でどう見ていくか考えることができない。
情報発信(知らない資源の発信)。情報を得る場、どこから情報を集めるか・・・。インフォーマルな情報がほしい。以前は学校の中で情報交換の場があった。親が孤立している。
芦特から就労。親が事業所の見学に連れて行かなければならない、親の負担が大きい。
子ども110番のような、困ったときに身近に相談できるところがあればいいのではないか?
みんなと一緒にいることで楽しい子もいれば、しんどい子もいる。様々な人がサポーターとなり関わることができれば、一人ひとりに合わせた教育や支援を協働して考えることができるのではないか。
未就学児から小学校、高校から就労など、ライフステージが変わるごとに支援の引き継ぎが十分でないことがある。療育支援会議や個別支援会議など既存のものを活用することで、生涯に渡り途切れないサポートができるのではないか。
サービスではカバーしきれない時間帯の支援は親が負担せざるをえないことや、親同士の情報交換ができる場所が少ないことで、親の負担増、孤立につながっている。各所に散らばっている情報を集約すること、それを発信することができれば解決につながるのではないか。
次回はこのテーマに沿って、解決に向けた具体的な取組みについて議論を進めていきます。